手段としてのソフトウェア

作りたいものが見つからず不安なので,せめて何か蓄積したいと思いました。

IT業界はブラックなの?

見ようによってはすっかりヤバイ業界になってる気がする。特に私のような凡人にとっては。ワークライフバランス?何それ?

 

進歩が速い

いや,たいへんいいことなんだけれども。技術革新というよりは,考え方の革新といったほうが適切な気がして,素晴らしいものが素早くできてしまい,一気に広まる。

 

障壁が低い

これもいいことなんだけれども。ハードウェアやインフラのコストがとにかく下がっていて,一人当たり年間30万円あれば相当な設備が揃う。

 

競争が激しい

当然の結果として,こうなる。これも消費者側からするといいことなんだけれども。

天才と同じ土俵にいなくてはいけない。ここでいう天才っていうのは,頭の良さみたいなこともそうだけれど,むしろ,好きでたまらなくて24時間コード書いていたいような人が怖い。

 

どうやって食っていけばいいの

未来には,絶対に今よりいいものが今より安く手に入る,そんな世界になってる。時間当たりの収益を上げられる人に報酬が集中するのは当然で,それは所属する組織であったり,立場であったりする。技術力と強い相関はあると思うけど,必ずしも比例しない。地道に積み上げただけではどうにもならないことのほうが多い。

 

そしたら,会社員としてのプログラマーはこれからどうなるんでしょう?

GitHubに成果?OSSやコミュニティに貢献?イベントに登壇?終業後や休日もコード?ソフトウェア好きなら苦にならない?あれ,なにこれ?伝統工芸の後継者とかなの?

 

どこかで割り切る

目立てない人は給料上がらない。だって,いわゆる物理的な仕事量あたりで見たら,収益は下がる一方だから。稼げる組織に属せるかどうかで決まる。

仕事は仕事,休日は別の趣味に,という人はもう,給料はもうこの先増えない。下がることはあると思う。

 

というわけで,私の場合は,ソフトウェアは手段と割り切ることにしました。