手段としてのソフトウェア

作りたいものが見つからず不安なので,せめて何か蓄積したいと思いました。

会って、話すこと。を読んだ

田中泰延さんの新著、「会って、話すこと。」を読みました。 www.diamond.co.jp 今作もたいへんよかったです。おもしろくて、でもだんだん引き込まれて、最後には感動してしまいました。 読み終えました。前作「読みたいことを、書けばいい。」が、希望を持…

アラフォーが1年以上,緑でうごうごしている話

この記事は,Competitive Programming Advent Calender 9 日目の記事として作成しました. adventar.org 昨日は hotpepsi さんの「Xcodeで競技プログラミング」です.たいへん有益な記事です.ぜひご覧ください. ----- おことわり 完全に個人の主観による,…

Kaggle に挑戦する

ふと思い立ち,機械学習を勉強しようと思った。以前から Kaggle というサイトがあることは知っていたし,そもそもこのブログを始めたきっかけはデータ解析の勉強過程を書こうと思ったことだった。思えば遠回りをしたものだが,どうにか戻ってこられたので良…

「『第九』のおはなし。」に行ってきた

どうもこんにちは。さっぱりソフトウェアの話をしない当ブログ「手段としてのソフトウェア」ですが,今回も例に漏れずソフトウェアの話はしません。 ですが,大丈夫です。かの山口周氏も「アートとサイエンスの調和が大切」というようなことを仰っています。…

夜と霧 を読んだ

ヴィクトール・E・フランクル著「夜と霧」を読みました。 医師であり心理学者である著者が,ナチスの強制収容所に収容された経験を振り返り,できる限りの客観性と,実際に体験した主観性も合わせて考察し,書かれたものです。 あまりにも有名な本ですし,い…

AtCoder やっと緑になりました

コンテスト参加回数14回目にして、やっと緑になりました。うれしいです。 我ながら、アルゴリズムとか頭の体操とか、ほんと苦手なんだなあと思います。未だに動的計画法もグラフもよくわからない。というかアタマがぼーっとする。もう3週間も微熱が下がらな…

読みたいことを,書けばいい。を読んだ

田中泰延さん (@hironobutnk) | Twitter 初のご著書である,「読みたいことを,書けばいい。」を読みました。たいへんおもしろかったです。感想文のような,ファンレターのような文章を書きたいと思います。 www.diamond.co.jp 帯には「シンプルな文章術」と…

カウボーイ・サマー を読んだ

久しぶりに,ほぼ1日で,夢中になって本を1冊読み終えることができました。 私は現在,メンタルをアレして休職しているのですが,休職するずっと前から,勉強ではない「読書」が上手くできずにいました。こんなふうに本を読むのは,もう何年ぶりだろうかと思…

AtCoder 茶色のままです

最近は心身ともに調子があまり良くなく、毎日PC に向かいはするものの、ひどい倦怠感だとか、もう2週間くらい下がらない微熱 (36.8〜37.1℃を推移。もう本当に微妙)だとか、これも精神的な不調なのか単なる風邪なのか、両方か、みたいな感じで、いつも眠く…

AtCoder 茶色になりました

まったく誇れるようなことでもないのですが,AtCoder を開始してから1か月と1週間,やっと色がつきました。茶色であります。情報系の学生さん相当のレベルだそうです。恥ずかしい! 当然この先には,果てしなく長い道のりがあるわけですが,とりあえず1ラン…

手段としての AtCoder

偉そうなタイトルですが,どうもこんにちは,クソザココーダーです。 ずっと休職しているし,そうでなくとも最近は,コードを書く機会も年に数回みたいな感じになっていたので,ちょっと客観的な基準が欲しくて AtCoder に登録しました。 atcoder.jp 「手段…

いかにして問題をとくか を読んだ

数学ガールの秘密ノートシリーズを読んでいるうちに触発されて,ポリア著「いかにして問題をとくか」にチャレンジしました。 今回もはじめに結論を書きますと,苦しさを乗り越えて読了すると,たいへん素晴らしい本だと実感できます。また,「数学ガール」シ…

数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの を読んだ

今回も,結城先生のあのシリーズから,「数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの」です。 先に結論だけ申しますと,今回も最高でした。なぜ今まで行列のことを使いこなすことも,そもそも知ろうとすることさえしなかったのか,後悔してもしきれない思いでし…

数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて を読んだ

今回は,積分です。いよいよ来たぞ,という気持ちで臨みました。 note9.hyuki.net 今回も kindle 版で購入しました。 ついに積分です ただ,やはり kindle paperwhite とは相性が良くないようで,iPad の kindle アプリと比べると表示が薄いようでした。kind…

数学ガールの秘密ノート/数列の広場 を読んだ

社会復帰に向けたリハビリ活動,今日も今日とて読書感想文です。いつになったらソフトウェアの記事を書くのか?結局書かないのか?はたして・・・ ともあれ,数学ガールの秘密ノートシリーズから,「数列の広場」です。 最初に結論を述べますが、登場人物た…

数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて を読んだ

そろそろブログタイトルも,こんなちょっとスカした感じじゃなくて,「冴えないおじさんの読書にっき」とかにしたほうがいいだろうか,と少し悩んでいます。 いえ,元気になったらソフトウェアの話もするはずなので,いいのです。 今回も数学ガールの秘密ノ…

数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 を読んだ

社会復帰に向けたリハビリ活動,続けています。 数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 を読みました。 note6.hyuki.net 「プログラマの数学 第2版」のときと同じように,今回もメモなど取りつつ,章末問題も正面から取り組みつつ (そして普通に返り討ちに…

NaITEというコミュニティ

突然ですが,NaITEというコミュニティがございます。 naite.swquality.jp 長崎,と入ってはいるものの,特に参加資格があるわけではなく,みなさん明るく,しかし向上心にあふれたコミュニティです。 代表の池田 暁氏をはじめ,ソフトウェアの品質に関して,…

伽藍とバザールを読んだ

いったん箸休め的に,「伽藍とバザール」を読みました。読み終えてまず感じたのは,「これ,ほぼ日の経営じゃないか」ということでした。 伽藍とバザール エリック・レイモンド (著),山形浩生 (訳) https://www.amazon.co.jp/dp/B00O4ASMLQ/ref=cm_sw_em_r_…

プログラマの数学 第2版 を読んだ

結城 浩 さんの「プログラマの数学 第2版」を読みましたので,感想などまとめておくことにいたします。 www.hyuki.com 先日から「リーダブルコード」,「すいません,ほぼ日の経営」に続いてこちら,ということで,なんだか新人とか若手の読書日記みたいにな…

すいません、ほぼ日の経営。を読んだ

こちらソフトウェアとは直接関係しないのですが,途中何度か涙が出そうになるほど読んでいてうれしい本でしたので,記録しておきたいと思います。 business.nikkeibp.co.jp メモなどしながらじっくりと読みました。 ほぼ日手帳じゃないのがアレ ひとことで言…

(いまさらながら)リーダブルコードを読んだ

たいへん久しぶりに更新します。 いろいろあってメンタルの調子を崩し,1年以上休職中ですが,やっと調子が上向いてきました。 全体的にレベルの低いこのブログでございますが,カレン・カーペンターも "Don't worry that it's not good enough for enyone e…

データとの向き合い方

「統計学は最強の学問である 実践編」をやっと読んだ。読んだつもりになっていた時点から相当時間が経っていて自分でも笑えるが,何もしていないよりはマシだろうし,途中でちょこちょこ実務にも役立っていたので良しとする。 まず何より大切なのは,データ…

PyCharm Communitiyさえすんなりといかない

早くも放置しかけている。気持ちはあるのだけれど,能力がないのです。はずかしい。 とりあえずメモしておこうと思うのは,Windows10,64bitマシンでPython2.7を動かそうと思ったら,以下に気を付けようということでした。 素直に32bit版でそろえる scipyの…

ブログ書くほど勉強が進まない話

今は英語と統計の基礎を少しずつ勉強しなおしているのですが,さっぱり進んでいきません。オバマ大統領のスピーチを聞きながら勉強するというスタイルが致命的に間違っている気がしてきました。 仕事のほうでも,製品にたいするアイデアをひねり出すというこ…

手段としての統計

さて。 あまりに数学的に理解できず恥ずかしくて涙が出そうだけれども,まずは使っていきたいなと思う内容を書いておこう。なかなかPythonの勉強まで進まない。とほほである。 分散,標準偏差 データがどのあたりに散らばっているのかを掴むために使う。二つ…

IT業界はブラックなの?

見ようによってはすっかりヤバイ業界になってる気がする。特に私のような凡人にとっては。ワークライフバランス?何それ? 進歩が速い いや,たいへんいいことなんだけれども。技術革新というよりは,考え方の革新といったほうが適切な気がして,素晴らしい…

読んだつもりで

実は読み終わっていなかった,「統計学は最強の学問である [実践編]」。 統計学が最強の学問である[実践編]---データ分析のための思想と方法 | 西内 啓 | 本 | Amazon.co.jp 何となく勉強のための本は,紙で買ってしまう。技術書とかなら,電子書籍のほうが…

統計リテラシー

まだ世の中に対して何もお返しできそうもありませんが,「統計学は最強の学問である」という本にはかなりモチベーションを上げてもらいました。「実践編」も読みました。 www.amazon.co.jp 基本的な考え方,平均とか標準偏差とか分散とか,まず入口として「…

はじめに

はじめてブログを書きます。 はじめに入社した会社では,主にCかC++を使って,リアルタイムOS上で動作する産業機械の制御ソフト開発をしてきました。C#,VB.netも少しだけやりましたが,キャリアのほとんどは,いわゆる制御ソフトです。あとはPLCでラダープ…